
【初級編】副業ECビジネスとは?初心者でも始められる基本ステップ
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1. はじめに
副業としてEC(電子商取引)ビジネスを始める人が増えています。特にサラリーマンやOLの方でも、空いた時間にスマホやパソコンで運営できる点が大きなメリットです。本記事では、「そもそもEC副業とは何か?」を整理し、これから始める方が知っておくべき基本のステップをわかりやすく解説します。特に、初期投資や技術的ハードルを抑えてスタートできるポイントを中心にまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。
2. EC副業のメリットとデメリット
メリット
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初期コストが比較的低い
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ShopifyやBASEなどの無料・低額プランがあり、月数千円程度から始められる。
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在庫を持たないドロップシッピングやデジタルコンテンツ販売なら、在庫リスクはほぼゼロ。
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場所・時間に縛られない
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インターネット環境さえあれば、自宅やカフェ、出張先などで運営できる。
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24時間365日、海外からも購入が入る可能性がある。
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スケーラビリティの高さ
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売上が伸びれば、自動化ツールや外注を組み合わせて大規模化できる。
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SNS広告やSEOを駆使すれば、小さなリソースでも爆発的に売上を伸ばせる。
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デメリット/注意点
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集客の競争が激しい
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同じジャンルで競合が多く、価格競争に陥りやすい。
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SEOや広告運用など、マーケティングスキルが必須。
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継続的な運用コスト・労力がかかる
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商品ページのメンテナンス、カスタマーサポート、在庫管理など、日々の運営業務が発生する。
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最初は成果が出るまで数ヶ月かかる可能性もあるため、モチベーション維持が重要。
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法規制・税務関連の知識が必要
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消費税や関税、知的財産権など、扱う商品によっては法的リスクを把握しておく必要がある。
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副業で得た利益が一定額を超えると確定申告や住民税の申告が必要(詳細は6/27の記事で解説予定)。
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3. EC副業を始めるまでの「3つの基本ステップ」
以下では、初心者が最低限これだけは押さえておきたいステップを3つに分けて紹介します。
ステップ1:目的とターゲットを明確にする
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なぜEC副業をやるのか?
例:-
「月5万円の不労所得を作りたい」
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「好きなハンドメイド雑貨を全国に広めたい」
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「ブログやSNSを既に運営しており、収益化を図りたい」
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ターゲット設定のコツ
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年齢、性別、居住エリア、趣味嗜好などできるだけ具体的に。
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いわゆる“ペルソナ”を一人想定することで商品・ページづくりがブレない。
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POINT:最初に「誰に」「何を提供したいか」が曖昧だと、商品の選定や広告運用の方向性がぶれてしまい、集客や売上に悪影響が出ます。
ステップ2:売る商品を決めて仕入れルートを確保する
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商材の選定方法
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① 自分が得意・好きな分野を優先
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② 市場ニーズをリサーチ
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Amazonランキングや楽天ランキング、SNS(Twitter・Instagram)でトレンドをチェック
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Googleトレンド、キーワードプランナーを活用
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③ 価格帯・利益率をシミュレーション
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仕入れコスト+送料+手数料+広告費を差し引いて、最低でも20~30%の粗利を目指す
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仕入れルートの確保
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国内卸問屋・メーカー直販
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最低ロット数や掛率、納期を確認。小ロットでOKな卸業者をピックアップ。
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ドロップシッピング(無在庫販売)
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在庫リスクゼロで始められるが、納期や品質管理で注意が必要。
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オリジナル商品の製造
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ハンドメイド、OEM、ODMを利用して「ここでしか買えない」付加価値を提供。
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デジタルコンテンツ(ノウハウ、PDF教材など)
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物理在庫不要。自身のスキルや経験をコンテンツ化して販売する方法もあり。
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POINT:初心者はまず「小ロット/低コスト」で始められるドロップシッピングや国内卸問屋を活用するのが安心です。いきなり大量在庫を抱えると資金繰りリスクが高まります。
ステップ3:ECサイトを立ち上げる(Shopifyを例に)
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Shopifyのアカウント登録
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無料トライアル期間(14日間)を活用して、実際に管理画面に触ってみる。
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プラン選びのポイント:
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Basicプラン(月約29米ドル):これから始める初心者向け。手数料がやや高いが、十分な機能が揃う。
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Shopifyプラン(月約79米ドル):中・上級者向け。手数料は低くなるが、月額費用が高め。
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ドメイン・SSL設定
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独自ドメインを取得し、Shopifyに接続。
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SSL(https)設定は自動で有効になるため、安心して運営できる。
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テーマ選定・カスタマイズ
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無料テーマ(Dawn、Debutなど)から始めて、徐々に有料テーマへのアップグレードも検討。
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ロゴ、バナー、メインビジュアルを設定し、ブランドイメージに合ったデザインに整える。
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商品ページテンプレートやカテゴリーページの構成を最低限カスタマイズしておく。
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商品登録
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商品名、価格、SKU、在庫数、重量(送料計算用)、商品説明(SEOを意識)を入力。
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メイン画像とサブ画像をアップロード。画像はJPG/PNGで高解像度かつ軽量化を意識して保存。
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決済・配送設定
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日本国内向けならShopify Payments(クレジットカード決済)を設定。
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代替としてPayPalやコンビニ決済、銀行振込の追加も検討。
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配送方法:ヤマト、佐川、日本郵便などの配送業者と連携。送料設定を「購入金額×地域別」に設定しておく。
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ストア公開&動作確認
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テスト注文を実施し、決済フローやメール通知が届くかを必ず確認。
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スマホ・PC・タブレットでレスポンシブ表示をチェック。
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POINT:ECサイト立ち上げ時は「まずは公開してみる」ことが重要。完璧を目指しすぎるよりも、最低限必要な機能を揃えて仮公開し、実際にアクセスを流しながら改善していく運用スタイルが成功の近道です。
4. まとめ:最初の一歩を踏み出そう
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目的・ターゲットを明確にする → 方向性がブレない
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売れる商品を選び、仕入れルートを確保する → 在庫・コストのリスクを抑える
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ECサイトを構築し、早めに公開して検証する → PDCAを回しながら改善
本日ご紹介した3つのステップを実践すれば、EC副業の第一歩がスムーズに踏み出せます。
次回の記事(6/2配信予定)は「売れる商品を見つけるコツ:アンケート&トレンド調査の方法」を予定しています。ぜひお楽しみに!