画像・商品説明の作り方:売れるページに必要な3つの要素【副業EC中級編】

画像・商品説明の作り方:売れるページに必要な3つの要素【副業EC中級編】

ECサイトで商品を販売する際に「見た目(=商品ページ)」がどれほど重要か、ご存じでしょうか?
多くの副業ECオーナーが悩むのが、「アクセスはあるのに売れない」「カートに入れても買ってくれない」といった現象です。その多くの原因は、商品ページの作り込み不足にあります。

本記事では、「売れる商品ページに必要な3つの要素」を、6000文字以上にわたり徹底解説します。
具体的には以下の3点:

  1. 第一印象を決める「商品画像」

  2. 購入を後押しする「商品説明文」

  3. 信用と安心感を与える「レビュー・FAQ・補足情報」

画像・文章・構成、すべてが「売れるための設計図」です。
この記事を最後まで読めば、明日からあなたの商品ページは“売れる営業マン”に変わります。


第1章:売れる商品画像の作り方【視覚が9割】

1-1. なぜ画像が重要なのか?

人間は情報の約8割を「視覚」から得ていると言われています。
特にネット上では、実物を手に取れないため、商品画像がユーザーの購買判断を左右する最大要因です。

Shopify調査(2023年):商品画像を5枚以上掲載している商品ページは、2枚以下の商品に比べてCVRが2.5倍

1-2. 必要な画像の種類と枚数

  • メイン画像(1枚)

    • 白背景+正面撮影+高解像度(1000×1000px 以上推奨)

    • 商品単体の形状・質感・色が分かるもの

  • サブ画像(3〜5枚以上)

    • 使用イメージ(例:生活シーン、人が使っている)

    • 別角度・拡大画像(側面・背面・細部)

    • サイズ比較(手のひらに乗せる/A4紙と比較など)

    • 機能紹介画像(図解・イラスト)

  • テキスト入り説明画像(1〜3枚)

    • 特徴・スペックを画像内に文字で表示

    • 「ここが便利」「他社との違い」など訴求力を高める

1-3. 撮影のコツとツール

  • 自然光を使う(午前中〜昼がベスト)

  • 白い背景紙 or 撮影ボックスを使う

  • スマホでも十分だが、三脚+ライト使用で安定化

1-4. おすすめ編集ツール

ツール名 特徴
Canva 無料で画像加工・文字入れが可能。テンプレも豊富
Fotor AI背景削除やフィルター編集が簡単
Remove.bg 背景をワンクリックで透明化可能
Lightroom Mobile プロ風の色調補正ができる無料アプリ

POINT:商品写真は「加工しすぎない」「実物とかけ離れない」が大原則。
顧客との信頼関係を築くうえで、過剰演出は逆効果です。


第2章:売れる商品説明文の作り方【読ませるではなく、“伝える”】

2-1. 商品説明文の役割

  • 商品の価値を言語化して、買うべき理由を伝える

  • 顧客が不安に感じる点(品質・サイズ・保証など)を事前に解消する

  • SEOキーワードを盛り込むことで、検索流入を増やす

2-2. 説明文の構成テンプレート(実例付き)

構成例:PASフォーミュラ

  • P(Problem:悩みの提示)
    例:「毎日の料理、包丁の切れ味にイライラしていませんか?」

  • A(Agitation:共感・悪化イメージ)
    例:「力を入れても野菜が潰れてしまう…そんなストレス、解消したくありませんか?」

  • S(Solution:解決策として商品を提示)
    例:「この〇〇包丁なら、軽く力を入れるだけでサクッと切れ、時短・省力化にもつながります。」

さらに以下のような補足構成を加えることで、より信頼感と理解を高めます。

要素 内容例
使用方法 「冷蔵庫で一晩冷やしてから使うと効果が高まります」
仕様情報 サイズ、重量、材質、使用期限など
セット内容 何が入っているか明記(本体・充電ケーブル・説明書など)
よくある質問(FAQ) 「子どもが使っても安全ですか?→はい、角が丸く設計されています」
競合との違い 「他社製品は電池式ですが、当商品はUSB充電で経済的」

2-3. コピーライティングのテクニック

  • ベネフィット訴求:「この機能で何が変わるか?」を明示
    ×「防水機能あり」
    ○「雨の日の通勤でも安心。バッグの中身を濡らさず守ります」

  • 数字で信頼を補強:「○○%の顧客が満足」「5万個突破」など

  • ストーリーテリング:「開発者の想い」や「誕生のきっかけ」を語ると共感されやすい

POINT:文章は「箇条書き」「太字」「小見出し」を使って読みやすく!


第3章:レビュー・FAQ・補足情報の充実【買い逃しを防ぐ】

3-1. 購入を後押しする「レビュー・評価」

  • 実際の購入者からの評価がある商品は、コンバージョン率が1.8倍(Shopify調査)

  • レビューは文章+画像投稿が理想:「この商品で料理が楽しくなりました!(写真付き)」

→ 初期段階では、知人にモニター提供してレビューを集めるのも有効。

3-2. 不安を払拭する「FAQの設置」

ユーザーは「不安があると買わない」
→ よくある質問を事前にページに掲載し、心理的ハードルを下げる

FAQ例:

  • 「返品・交換はできますか?」→「未使用品であれば到着後7日以内に受付けています」

  • 「洗濯できますか?」→「中性洗剤で手洗い可能です」

  • 「海外発送は対応していますか?」→「現在は日本国内のみの対応です」

3-3. 保証・安全性・実績情報で安心感を強化

  • 保証期間・返品ポリシーを明記:「30日間返金保証付き」など

  • 使用上の注意・警告表示を必ず記載

  • 自治体・メディアで紹介された実績があれば掲載


第4章:売れるページ設計の実例(分析&解説)

4-1. ケーススタディ:月商100万円突破のショップ

  • 商品:自宅用コンパクト加湿器

  • 特徴:おしゃれ・USB式・静音

  • 商品ページ構成:

    • ファーストビューに「おしゃれ×静音×加湿」の3つの訴求ワード

    • メイン画像+使用イメージ×4枚

    • 説明文は【こんな悩みに】【使い方】【安全性】【FAQ】の構成

    • レビューは購入者画像付きが30件以上

→ 上記構成により、広告費を掛けなくてもSNS経由で自然流入から売上増加。


第5章:よくあるミスと改善策

ミス1:画像が暗い/サイズがバラバラ

  • 改善策:撮影時は自然光 or 照明を使用し、すべて同じ背景・構図で統一感を出す

ミス2:文章が長くて読みにくい

  • 改善策:見出し・太字・改行を使い「パッと見で情報がわかる」レイアウトにする

ミス3:機能しか書いていない

  • 改善策:「この機能によって、どう楽になるか?」=ベネフィットを記述する


まとめ:商品ページは“売れる営業マン”に育てよう

  • 画像は「商品の魅力と信頼感」を視覚的に伝える最大の武器

  • 説明文は「悩み解決×ベネフィット訴求×共感」で構成

  • 補足情報(レビュー、FAQ)は「最後の一押し」として極めて重要

この3要素を組み合わせて「売れるページ」を設計することで、CVR(成約率)は大きく向上します。


明日(6月5日)の記事では、売上を最大化するための心理的テクニック「FOMO」「社会的証明」など、購入率を引き上げる工夫を解説します。お楽しみに!

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